CUT&Tag-IT® 受託解析サービス

Tn5トランスポゼ-スを用いたクロマチンプロファイリング

 

CUT&Tag-IT® の概要

CUT&Tag Service
 

Cleavage Under Targets and Tagmentation (CUT&Tag)法は、ヒストン修飾のゲノム局在性を調べる手法で、標的タンパク質とDNAの相互作用を明らかにしたり、標的タンパク質のDNA結合部位を特定したりすることができます。

CUT&Tagは、ChIP-Seqと同様に、抗体を使って標的タンパク質(修飾されたヒストンまたは転写因子)とDNAの結合領域を集める方法です。

CUT&Tagは、ChIPで行うような固定化したクロマチンの超音波処理や免疫沈降の代わりに、ネイティブな細胞でクロマチンを抗体と直接インキュベーションすることにより、DNAの断片化とライブラリー調製を一度に行います。具体的には、CUT&Tagアッセイは、次世代シーケンス解析用のアダプターが付加されたプロテインAと融合したTn5トランスポゼース(pA-Tn5) を利用します。クロマチン上の標的タンパク質に結合した抗体に対してpA-Tn5が誘導され、抗体の標的部位においてタグメンテーション(Tagmentation; Tagging + fragmentationの造語:タグ付と断片化)することで、次世代シーケンス用のライブラリーが調製されます。

Tn5トランスポゼ-スを用いたクロマチンタグメンテーション法は、以下の特許で保護されています。 US9938524, US10689643B2, EP2783001B1, EP2999784B1.

CUT&Tag について、より詳しく知りたい方は

CUT&Tag のエキスパートにおまかせ​

経験豊富なスタッフが、より少ない出発材料からあなたの労力と時間を使わずに、高品質なCUT&Tag解析の結果をご提供いたします。研究者は、研究プランを描くことに、より時間を割くことができます。

CUT&Tag受託解析サービスを利用するのは、とても簡単です。サンプルをアクティグ・モティフに送るだけで、論文でも使えるようなデータと図を数週間でご提供いたします。さらに詳しく内容を知りたい方は、テクニカルサポート([email protected])にご連絡ください。

How the CUT&Tag Assay Works

How the CUT&Tag Assay Works

アクティブ・モティフのCUT&Tag-IT®受託解析の特長

CUT&Tagは、ChIP-Seqで推奨されるサンプルより少ない量で、ゲノムワイドに修飾ヒストンや転写因子のDNA結合を確認する手法です。より少ないサンプル量で修飾ヒストンや転写因子のDNA結合領域を特定できることで、ChIP-Seqでは困難な、少量サンプルの解析も可能になります。

CUT&Tagは、シーケンシングのバックグラウンドが低く、より低いシーケンシング深度で、より高い品質のでデータを、ChIP-Seqよりも低コストでデータを取得できます。

アクティブ・モティフの提供するCUT&Tag-IT®受託解析サービスであれば、プロトコルの最適化、複数の抗体を使った抗体の選択をする必要がありません。アクティブ・モティフがこれらの条件検討をすべてサポートいたします。さらに基本的なバイオインフォマティクスの解析まで実施するので、あらたにシーケンスデータ解析について勉強をして頂く必要はありません。

アクティブ・モティフのCUT&Tag-IT®受託解析の内容

  1. 細胞の調製
  2. Concanavalin-Aと抗体の反応
  3. Protein A-Tn5 を使ったNGSライブラリーの調製
  4. 次世代シーケンシング
  5. バイオインフォマティクス解析
  6. 論文投稿品質の図の提供
 

CUT&Tag-IT®受託解析サービスのデータ

CUT&Tag-IT<sup>®</sup> Assay Kit compared with published data
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Figure 1. Correlation between ChIP-Seq and CUT&Tag data in K562 cell line.
Chromatin landscapes from human K562 cells are shown across a 500 kb segment of the human genome region (Chr5: 138,850-139,350) for H3K27me3 (blue), H3K4me3 (green), and H3K27ac (red) showing high concordance of CUT&Tag signals from 100,000 cells compared with ENCODE ChIP-Seq data from at least one million cells. Antibodies used in the CUT&Tag assays for the following targets were: H3K27me3: cat. no 39155H3K4me3: cat. no. 3915939917, H3K27ac: cat. no. 39133.


CUT&Tag-IT<sup>®</sup> Assay Kit compared with published data
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Figure 2. CUT&Tag-IT data correlate well with ENCODE ChIP-Seq data in A549 cells.
Chromatin landscapes from human A549 cells are shown across a 350 kb segment of the human genome region (chr8:67,812-68,162) for H3K27me3 (blue), H3K4me3 (green), and H3K27ac (red), H3K4me1 (light blue) showing high concordance of CUT&Tag signals from 100,000 cells compared with ENCODE ChIP-Seq data from at least one million cells. Antibodies used in the CUT&Tag assays for the following targets were: H3K27me3: cat. no. 39155H3K4me3: cat. no. 39159, H3K27ac: cat. no. 39133, H3K4me1: cat. no. 39238.


 

CUT&Tag-IT® Service 使用文献

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CUT&Tag-IT®受託解析サービスの資料

 

 

 

CUT&Tag-IT® Service Sample Submissionポータル

オンラインSample Submissionポータルは、解析したいサンプルの情報をアクティブ・モティフの担当者と共有し、依頼者には解析の進捗をご覧いただけるサイトです。 解析を依頼するために必要な連絡先、サンプルの情報、また解析の内容を記載していただきます。記載の方法や、サンプル提出方法について、ご不明な点がありましたら「[email protected]」までご連絡ください。


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