TransAM®キットは、哺乳動物の組織や細胞抽出物を用いて転写因子のDNA結合活性を測定できる高感度なELISAベースのアッセイです。アクティブ・モティフは、NF-κBを研究するお客様の要望に合わせて複数のTransAM®キットを提供しています。
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どのTransAM®キットをご希望ですか?
下記は転写因子の概要と検出方式の異なる各TransAMキットの特徴を示した一覧表です。より詳しい情報はリンク先をご参照ください。
キットの様式 | 特徴 | 標的 |
比色法 | TransAM® NFkB
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化学発光法 | TransAM® NFkB Chemi
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Flexi比色法 | TransAM® Flexi NFkB
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NFkB Transcription Factor Info
転写因子NFκB (NF kappa B, NF- κB, またはnuclear factor κB)は、炎症、細胞増殖、細胞の生存を調節する遺伝子の制御に関わることから幅広く研究されています。 NFκBは、異なるサブユニットのホモまたはヘテロ二量体として構成されます。これらのサブユニットは、構造的に関連するRelファミリー転写因子のメンバーです。5つの異なるRelタンパク質(Rel/ NFκBタンパク質とも呼ばれます)が同定されています:p50 (NF-κB1), p52 (NF-κB2), p65 (RelA), RelB and c-Rel
p65 (RelA)、RelBおよびc-RelはC末側に転写活性化ドメイン(transactivation domain: TD)をもち、活性化したNFκB複合体が核に移行するために必要です。対照的にp50とp52は転写活性化ドメインを持ちません。自身では転写を活性化できないため、転写を活性化するためにはRelA、RelB、c-Relとヘテロ二量体を形成する必要があります。p50/p65ヘテロ二量体およびp50ホモ二量体は、NFκBシグナル伝達経路でみられる最も一般的な二量体です。
不活性化型のNFκB二量体は、抑制性タンパク質であるIκBにより細胞質内に留められます。リポポリサッカライド(LPS)、TNFまたはIL-1などの外部誘導物質によるNFκBの活性化は、 IκBタンパク質のリン酸化と分解をもたらします。これによりNFκB二量体は開放され、続いて核に移行して適切な標的遺伝子を活性化します。
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